天井が高いと成績に悪影響!?
どんなに万全な準備をしていても、本番に思いがけないことが起こり、実力を発揮できないことがあります。
テスト当日に体調を崩してしまったり、テスト中にお腹が痛くなってしまったりするかもしれません。
重要なテストであるほど緊張感も増し、そのせいで手が震えて、思い通りに字を書くことができないなんてこともあります。
また、座席が暖房器具に近く、暑くて集中できなかったなどという経験をしている人もいるのではないでしょうか。
このような不測の事態によってテストが上手くいかないことは容易に想像できます。
その他にも試験会場の天井が高いと成績に悪影響となる可能性があるという研究結果が南オーストラリア大学から示されました。
それによると、天井が高い会場で試験を受けると、授業で提出した課題から予測される成績よりも試験の成績が低くなってしまうのだそうです。
つまり、天井の高い会場では本来の実力が発揮しにくいということです。
高校入試でも私立高校の入試などでは試験会場が通常の教室ではない場合もあるでしょうし、大学入試では大教室が試験会場になることも少なくありません。
自分が試験を受ける教室がどのような場所なのかは試験当日にならないとわかりません。
通常の教室であれば実力を発揮しやすいかもしれませんが、受験番号によっては試験会場が天井の高い大教室になる可能性もあります。
試験当日の環境は必ずしも実力を発揮しやすい環境であるとは限りません。
そのような場合も考えて、合格ラインのギリギリではなく、仮に実力を十分に発揮できなくても合格圏に入れるような力を身につけておくことが大切なのではないでしょうか。