松島高校普通科定員減!
令和5年度入試より松島高校普通科の募集定員が120名から80名に減少します。
松島高校を第一志望としている生徒はそれほど多くないと思います。
塩釜市及びその周辺地域の中学生は「とりあえず塩釜高校」と考えている生徒が多くいますが、「塩釜高校くらい行けるだろう。」と塩釜高校を甘く見て、勉強を疎かにした結果、学力不足や内申不足で松島高校を受験することになる生徒も少なくありません。
そのため、松島高校を志望していなくても、募集定員の減少による影響を考えておいて損はありません。
具体的にどのように影響するのかは、入試が終わってみないとわかりませんが、ある程度予想することはできます。
志願者数が例年と同程度の場合
志願者が令連と同程度の場合、当然ですが倍率は上がります。
仮に、昨年度と志願者が同じだとすると、倍率は1.06から1.59と大幅に上昇します。
倍率と言われてもピンとこない場合は、落ちる生徒が40名増えると考えてください。
昨年度までの模試の判定がギリギリである場合、落ちる可能性が高いです。
偏差値の高い学校ではありませんが、油断しないように注意しましょう。
志願者が他校に流れる場合
定員減に伴って志願者が志望校を変えることも考えられます。
変更先としては松島高校観光科もしくは鹿島台商業高校になると思いますが、松島高校観光科はすでに定員割れが続いているため、鹿島台商業高校まで考える必要はありません(恐らくですが、今回の定員減は観光科の定員割れ解消も狙っていると思います)。
もし、普通科にこだわるのであれば、塩釜市及びその周辺地域の生徒が亘理高校や涌谷高校に通うのは現実的ではないため、変更先は私立高校になります。
「公立高校普通科でなくてはイヤだ!」という人は松島高校普通科が最低ラインになると考えてください。
結局どうなるのか?
松島高校普通科の入試では観光科を第2志望にすることができます。
観光科は例年、定員割れしており、40名ほどの余裕があります。
普通科の定員が40名減少し、観光科は受験者数が定員を40名ほど下回っているため、定員減によって普通科を不合格になってしまう人はほとんど全員が観光科にスライド合格になると思います。
また、定員減を考慮して私立高校の専願に切り替える人もいるはずなので、受験者数は昨年度よりも少なくなるはずです。
よって、「どこでも良いから公立に。」と考えて松島高校普通科を志望している場合は、定員減であっても志望校の変更を考える必要はないと思います。