令和7年度出願希望調査について
令和7年度出願希望調査の結果が宮城県教育委員会より発表されました。
まもなく、私立高校の入試がありますが、それが終わるといよいよ公立高校入試ということになります。
出願希望調査や私立高校入試の結果を踏まえ、志望校を考え直す人もいると思います。
後悔のない入試になるようにしっかり考えてください。
令和7年度出願希望調査について
全体の倍率は0.99倍です。
地区別に見てみると、南部地区が0.74倍、中部南地区が1.20倍、中部北地区が1.20倍、北部地区が0.75倍、東部地区が0.70倍です。
仙台市を含まない地区は軒並み1.00倍を下回っています。
現在もさまざまな高校の再編が予定されていますが、今後もその流れが進むと思われます。
近隣の高校の倍率はどうなっているか
全体の倍率を気にしていても仕方がないので、近隣の高校を見てみます。
塩釜高校
塩釜高校普通科の倍率は1.23倍となっています。昨年度の最終的な倍率は1.12倍でしたので、若干名が志望校を変更し、最終的な倍率は少し下がるかもしれません。
塩釜高校ビジネス科の倍率は0.78倍となっています。塩釜高校にしては珍しく定員割れしています。初めてのことかもしれません。しかし、普通科からビジネス科に変更する人がいるはずですので、最終的には定員割れしないものと思われます。1.1倍~1.2倍程度の倍率を想定して勉強してください。
多賀城高校
多賀城高校普通科の倍率は1.27倍となっています。昨年度よりも少し高くなっています。卒業後の進路を考えると、志望校を変更する受験生はそれほど多くないはずですので、最終的な倍率もあまり変わらないと思います。例年と比べて特別に高いというわけではありませんので、例年と同じように勉強すれば問題ないと思います。学校や塾の先生のアドバイスをよく聞いて勉強してください。
多賀城高校災害科学科の倍率は1.30倍です。昨年度は出願希望調査の段階では1.00倍だったものの、第一次募集では1.35倍になっています。よって、最終的な倍率はあまり下がらないと考えておいてください。
松島高校
松島高校普通科の倍率は0.78倍となっています。今年度の出願希望調査では塩釜高校ビジネス科も定員割れしているため、塩釜高校ビジネス科から松島高校普通科に変更する人はあまりいないと思われます。しかし、普通科にこだわる受験生が塩釜高校普通科から変更する場合も考えられるため、最終的には定員割れしないものと考えてください。
松島高校観光科の倍率は0.51倍となっています。例年、定員割れするのが普通ですので、倍率を気にする必要はありません。だからといって、勉強をサボってしまうと入学後が大変です。将来的に観光業に従事するのであれば、英語ができると就職にも有利になるはずですので、英語に重点を置いて勉強しても良いかもしれません。
利府高校
利府高校普通科の倍率は0.98倍となっています。このまま定員割れする可能性もありますが、期待せずに、しっかり勉強することを心がけてください。
利府高校スポーツ科学科の倍率は0.86倍となっています。定員割れが続いているため、倍率を気にする必要はないと思います。実技試験もありますので、対策を怠らないようにしてください。
倍率よりも大切なこと
志望校の倍率はいかがでしたか?
「高い」と感じましたか?それとも「低い」と感じましたか?
今回発表された倍率は最終的な倍率ではありませんが、全体的に見て、今年の倍率は極端に高い高校以外はあまり変動しないように思います。
倍率がどうであれ、大切なことは合格に必要な実力を身につけることです。
最後までしっかりサポートしていきますので、自分で勉強していてわからなかった問題や疑問点があれば、どんどん質問に来てください。
入試までもう少しです。最後まで一緒に頑張っていきましょう!