前の学年の問題集も有効
問題集は問題を解いて、丸付けして終わりではありません。
わからなかった問題や間違えた問題を解けるようにならなければ学力は伸びません。
そのためには丸付けしただけで勉強した気になるのではなく、解答解説をよく読み込み、解き方を理解した上で、問題を解き直していくことが重要です。
それも、何度でも。
理想を言えば、問題集のすべての問題を自分の力で解くことができるようになるまで繰り返す。
しかし、解答解説を読んでも理解できないこともあるかもしれません。
解説が理解できないのは…
解説が理解できないのは、単純に解説が自分に合っていない場合もありますが、解説を理解するための基礎学力が不足していることが原因という場合もあり得ます。
例えば、基礎学力の不足が原因で発展問題集や入試過去問の解説が理解できない場合は、それらに手を出すのはまだ早いと考えられます。
その場合は基礎問題集を完璧に理解することが先決です。
また、現学年の基礎問題集の解説が理解できない場合は、学年を戻ることも選択肢に入れてください。
特に積み重ねが重要になる数学や英語などの教科は学年を戻ったり、基礎からやり直すほうが圧倒的に速いことも少なくありません。
中3であっても中1の問題集に取り組んでも良いのです。
大事なのは最終的にしっかりとした学力を身につけることです。
変なプライドを持たずに、学力を伸ばすために最適な選択をしていきましょう。