令和５年度出願希望調査の結果が発表されました

令和５年度出願希望調査の結果が宮城県教育委員会より発表されました。

全体の倍率は1.02倍です。

地区別の出願希望調査倍率は、南部が0.81倍、中部南が1.23倍、中部北が1.22倍、北部が0.76倍、東部が0.78倍です。

近隣の高校はどうなっているか

全体の倍率を気にしていても仕方がないので、近隣の高校を見てみます。

塩釜高校

塩釜高校普通科の倍率は1.33倍となっています。昨年は出願希望調査の段階では1.38倍、第一次募集の段階では1.23倍となっていました。おそらくは、今年度も昨年度と同様に1.2倍～1.25倍程度になると思います。

塩釜高校ビジネス科の倍率は1.08倍となっています。しかし、例年、普通科の倍率を見てビジネス科に変更する人がいるため、最終的な倍率はもう少し高くなると思います。例年通りであれば普通科よりもビジネス科の方が倍率は高くなります。最大で1.3倍～1.4倍まで上がると考えてください。

多賀城高校

多賀城高校普通科の倍率は1.18倍となっています。昨年度の出願希望調査と大して変わりません。最終的な倍率は1.1倍～1.2倍程度になると思います。例年と同じように勉強すれば大丈夫だと思います。学校や塾の先生のアドバイスをよく聞いて、勉強してください。

多賀城高校災害科学科の倍率は0.8倍となっています。昨年の出願希望調査よりは高くなっていますが、それでも定員割れしています。昨年は出願希望調査の段階で0.53倍だったものの、第一次募集では0.98まで上がっています。今年の受験でも昨年度と同様、普通科の受験に不安がある生徒が災害科学科に変更して、倍率が上がることが予想されます。1倍を超える可能性も十分にあるため、定員割れを期待することなく、勉強に励んでください。

松島高校

松島高校普通科の倍率は募集定員が40名減少したことにより、昨年の0.88倍から1.2倍に上がっています。最終的な倍率も同じくらいになると思います。また、仮に普通科に合格できなくても観光科にスライド合格になる可能性が高いため、倍率に不安があっても変更する必要はありません。どうしても観光科はイヤだという場合は変更先はほとんどないため、ワンランク上の高校を受験するような気持ちで勉強してください。

松島高校観光科の倍率は0.56倍となっています。例年、定員割れするのが普通なので最終的な倍率も1倍を下回り、定員割れすると思います。だからといって、勉強をサボると高校に入ってからが大変です。観光業は英語ができると就職先の幅が広がると思いますので、英語に重点を置いて勉強しても良いかもしれません。

利府高校

利府高校普通科の倍率は0.93倍となっています。定員割れする年もあれば定員割れしない年もあるため、最終的な倍率はどうなるかは予想しにくい面もありますが、1.0倍～1.1倍程度になると考えるのが安全です。定員割れを期待するのではなく、しっかり勉強することを心がけてください。

利府高校スポーツ科学科の倍率は0.75倍となっています。ここのところ、ずっと定員割れしているため、最終的な倍率も1.0倍に満たないと思います。昔は結構な倍率があったのですが、今では低くなってしまいました。

宮城野高校

宮城野高校普通科の倍率は1.42倍となっています。昨年度の出願希望調査では1.88倍であったのに比べると、かなり下がっています。それでも高めの倍率に見えますが、宮城野高校普通科は例年、倍率が高くなる高校です。また、宮城野高校普通科を志望する生徒は、将来の夢やプライドなどのため、これ以上志望校のランクを下げられないという意識が強いため、志望校を変更する生徒はあまりいないと考えてください。そのため、最終的な倍率も1.4倍～1.5倍程度になると思います。

宮城野高校美術科の倍率は1.8倍となっています。この学科については最終的な倍率もこのままになるはずです。

その他の高校について

仙台南高校の倍率が2.06倍で最も高くなっています。昨年度も同程度でした。おそらく、仙台向山高校あたりに志望校を変更する人が多くいるはずです。そのため、昨年度と同様に最終的な倍率は1.5倍～1.6倍程度になると思います。

仙台第一高校の倍率は1.89倍、仙台第三高校普通科の倍率は1.78倍と高い倍率になっていますが、これらは昨年度と同じくらいです。最終的な倍率も昨年度と同様にいくらか下がると思います。どちらも1.4倍～1.5倍程度になるはずです。

泉高校普通科も倍率が高く、1.86倍になっています。昨年度は出願希望調査の段階での2.03倍から最終的に1.68倍に下がってはいますが、最終的な倍率もかなり高くなっています。もしかすると、今年度はあまり下がらないかもしれません。ワンランク上を狙うような勉強が必要だと考えて、勉強をがんばってください。

倍率よりも大切なこと

志望校の倍率はいかかでしたか？

「高い」と感じましたか？それとも「低い」と感じましたか？

今回発表された倍率は最終的な倍率ではありません。

倍率が高いからといって必要以上に怖がったりしないようにしましょう。出願希望調査の段階で倍率が高くなっている場合、大抵は倍率が下がります。

また、出願希望調査の段階で定員割れしているからといって甘く見ないようにしましょう。大抵は倍率が上がります。高校によっては1倍を超えることもあり得ます。

倍率がどうであれ、大切なことは合格に必要な実力を身につけることです。

最後までしっかりサポートしていきますので、自分で勉強していてわからなかった問題や疑問点があれば、どんどん質問に来てください。

高校入試までもう少しです。最後まで一緒にがんばっていきましょう！

【宮城県塩竈市の個別指導塾】早稲田育英ゼミナール塩釜教室

体験授業受付中！