覚えるだけは勉強じゃない

先日、ラジオを聞いていたところ、パーソナリティーが興味深いことを言っていました。

その方はフリーで仕事をしていて、請求書なども自分で作っているのだそうです。

それらはエクセルにあらかじめ関数を入力しておけば、簡単に作ることができるのに、外注している人が多いのはなぜか？という話でした。

その際に、そのパーソナリティーがこのような発言をしていました。

「エクセルなんて勉強すれば…、いや、覚えるだけだから勉強ですらねぇな。」

覚えるだけのものは勉強ではないと言ったのです。

一般的に「勉強する」と言われると、いろいろなことを覚えることだと考える人が多いと思います。

「ああ、英単語覚えるの苦手だったなぁ。」とか「公式がなかなか覚えられなくて苦労したなぁ。」などといった思い出もあるのではないでしょうか。

しかし、覚えるというのは、それ以上の価値はありません。

ただ覚えているだけです。

それだけでもテストではある程度の点数になるため、勉強したような気になってしまいますが、覚えたものが使える知識になっていなければ役に立ちません。

意味もわからずに解き方だけを覚え、テストで良い点数を取れたとしても、知識として活かすことができなければ、「あいつはお勉強はできるかもしれないけど、役に立たねぇ。」などと言われてしまいます。

例えば、ケーブルや針金、ホースなどは、グルグルと円くして保管していたり、売られていたりします。

それらの長さを判断する際に、どうするか。

一度伸ばしてから測ることもできますが、それでは効率が良くありません。

円くなっているものであれば、円周の求め方を活用すればすぐに求めることができます。

学校で習った内容をペーパーテストを解くためだけに暗記するのではなく、このように活用できることが大切です。

覚えるだけが勉強だと思い込んでしまうと、将来的に役に立たなくなってしまうかもしれません。

そうならないためにも、ただ覚えるだけでなく、意味を理解し、使える知識にすることを目的に勉強してください。

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