利府高校と塩釜高校の偏差値が並びました①
塩釜市及びその周辺の市町村に長く住んでいる方々にとって、利府高校は塩釜高校よりも上、多賀城高校よりも下という印象が強いと思います。
これまでの偏差値を見ても、そのような状況が続いていました。
しかし、新みやぎ模試による最新の合格基準偏差値一覧表では、利府高校普通科の偏差値が43となり、塩釜高校普通科と同じになってしまいました。
以前は入試倍率が1.3程度ある年もありましたが、近年は定員割れする年もあり、偏差値表では利府高校普通科の方が塩釜高校普通科よりも上であるにもかかわらず、倍率の関係上、塩釜高校普通科よりも利府高校普通科の方が合格しやすい状況でした。
偏差値の面でも、塩釜高校普通科を下回るのは時間の問題と考えていましたが、とうとう並んでしまいました。
これが受験にどのような影響を与えるのでしょうか。
近年は利府高校普通科の倍率が低迷しており、塩釜高校普通科よりも合格しやすい状況であったものの、偏差値表では塩釜高校普通科よりも上であったため、塩釜高校普通科を志望していた生徒が利府高校普通科へと志望校を変更することはあまりありませんでした。
しかし、偏差値が並んだことで、これまでと異なり、塩釜高校普通科の志望者が予備調査の倍率などを見て、利府高校普通科へと志望校を変更するというケースも出てくると思います。
実際にどのようになっていくのかはわかりませんが、利府高校普通科に対する考え方を変えなければならないことは確実です。
塩釜高校普通科より上という印象にとらわれずに、カリキュラムや進路情報をよく比較して、適切に志望校を選択してください。
『利府高校と塩釜高校の偏差値が並びました②』に続く