令和4年度全国学力学習状況調査より③
令和4年度の全国学力学習状況調査の結果が発表されました。
前回、前々回は中学生の平均正答率と勉強時間についてまとめました。
今回は小学生の平均正答率についてまとめてみます。
塩釜市や多賀城市、利府町などは仙台市を除く宮城県となりますので、仙台市を除く宮城県の平均正答率を全国の平均正答率や仙台市の平均正答率と比べてみます。
平均正答率を見てみよう!
全国の平均正答率
- 国語 65.8%
- 算数 63.3%
- 理科 63.4%
宮城県の平均正答率
- 国語 64%
- 算数 60%
- 理科 61%
仙台市を除く宮城県の平均正答率
- 国語 62%
- 算数 58%
- 理科 60%
仙台市の平均正答率
- 国語 65%
- 算数 62%
- 理科 63%
全国の平均正答率と比べてみると…
仙台市を除いた宮城県の平均正答率を全国の平均正答率と比べてみると、すべての教科で全国平均を下回っています。
具体的には国語は3.8ポイント、算数は5.3ポイント、理科は3.4ポイント下回っています。
どの教科でも仙台市を除く宮城県の平均正答率を下回っている都道府県はありません。
全国最低の得点です。
さらに、算数の平均正答率が50%台になっているのは沖縄県の59%と仙台市を除く宮城県の58%だけです。
まわりの友達と比べて同じくらいでは安心できません。
全国平均に届いていない場合は、まずは全国平均を目標に勉強してみてください。
仙台市の平均正答率と比べてみると…
仙台市を除く宮城県の平均正答率を仙台市の平均正答率と比べてみると、国語は3ポイント、算数は4ポイント、理科は3ポイント下回っています。
宮城県全体の平均正答率と比べてみても、国語は2ポイント、算数も2ポイント、理科は3ポイント下回っています。
つまり、仙台市以外の市町村の小学校では、学校やクラスで平均程度の成績を取っていても、模試などでは偏差値50に届きません。
学校のテストで平均点を取れているからといって安心するのではなく、できるだけ良い点菅とれるように勉強することが大切です。