令和4年度全国学力学習状況調査より①
令和4年度の全国学力学習状況調査の結果が発表されました。
そこで何回かに分けて、気になる点をまとめていこうと思います。
今回は中学の平均正答率です。
特に塩釜市や多賀城市が含まれる仙台市を除く宮城県の正答率を全国や仙台市を比べてみます。
平均正答率を見てみよう!
全国の平均正答率
- 国語 69.3%
- 数学 52.0%
- 理科 49.7%
宮城県の平均正答率
- 国語 69%
- 数学 49%
- 理科 50%
仙台市を除く宮城県の平均正答率
- 国語 68%
- 数学 45%
- 理科 47%
仙台市の平均正答率
- 国語 71%
- 数学 53%
- 理科 53%
全国の平均正答率と比べてみると…
宮城県全体の平均正答率は全国の平均正答率と比べてみると、国語と理科は同程度ですが、数学は3ポイント下回っています。
さらに、仙台市を除く宮城県の平均正答率を見てみると、全国の平均正答率と比べ、国語が1ポイント、理科が約2ポイント下回り、数学はなんと7ポイントも下回っています。
数学の45%という平均正答率は最下位である沖縄県の42%に次ぐ低さです。
まわりの友達と比べて同じくらいだからといって安心してはいけません。
それでは全国平均を大幅に下回っています。
将来的に大学進学を考えている場合は、全国の生徒がライバルです。
全国の平均正答率との違いに注意を払って勉強するように心がけてください。
仙台市の平均正答率と比べてみると…
仙台市を除く宮城県の平均正答率は仙台市の平均正答率と比べると、国語が3ポイント、数学が8ポイント、理科が6ポイント下回っています。
特に数学と理科は、かなり大きな差です。
仙台とは環境が違うから仕方がないと思うのはNGです。
高校受験は宮城県の全生徒がライバルです。
仙台市以外の市町村の中学校では、定期テストで平均程度の点数を取っても、模試では偏差値50に届きません。
偏差値50程度の高校を志望する場合は、定期テストで常に平均以上を狙って勉強してください。