参考書は紙かスマホか
最近ってことでもないですね。
スマホやタブレットが普及し、読書しようと思ったら、紙の本だけでなくスマホやタブレットでもできるようになりました。
勉強でもそうですね。
学習参考書も紙の本の発売と同時に電子書籍版もリリースされるのも珍しくありません。
では、勉強には紙の本と電子書籍版とでは、どちらが効果的なのでしょうか。
単に、好みで選んでしまっても良いのでしょうか。
読解力を高めるには紙の本
スマホを使用した読書は紙の本と比べると、読書中のため息(深い呼吸)の回数が少なく、脳の前頭前野の活動量が増加し、記憶や読解に関する設問の正答率が低下したのだそうです。
スマホを使用した読書では脳の活動が過剰になり、脳の余計な活動により課題の遂行が非効率になってしまったのではないかということでした。
それに対して紙の本を使用した読書では、ため息が脳の過活動を抑制し、認知機能に良い影響を与えたと考えられています。
つまり、スマホよりも紙の本のほうが内容を記憶しやすく、読解力が高まるということです。
よって、勉強するときの学習参考書や問題集は電子書籍よりも紙の本のほうが効果的ということになりそうです。
電子書籍の手軽さも捨てがたい
とはいえ、紙の本をいつも持ち歩いて、隙間時間を上手く活用するのも大変です。
単語帳くらいのものであれば持ち歩くのも苦ではありませんが、あれもこれもと思うと大変です。
しかし、電子書籍であれば1つのスマホにいろいろな参考書をダウンロードしておくことができます。
スマホの容量が許す限りいくらでも学習参考書を持ち歩くことができるわけです。
この手軽さも捨てがたい。
できれば上手に活用したいところです。
スマホを使用した読書はため息の回数が少なくなり、脳が過活動になるため、勉強の効率が下がるわけですが、意識的なため息でも脳の過活動を抑制する効果があるそうです。
電子書籍を利用して勉強するときは、少しでも効果的にするために、ため息を意識すると良いかもしれません。