令和4年度出願希望調査の結果が発表されました
令和4年度出願希望調査の結果が宮城県教育委員会より発表されましたね。
令和4年度宮城県公立高等学校入学者選抜に係る出願希望調査について
全体の倍率は1.01倍です。
宮城第一高校で新設される国際探求科・理数探求科の倍率が1.84倍と高くなっています。新設される学科のため、過去のデータがありません。志望者にとっては悩ましいかと思いますが、模試の結果を参考にしたり学校の先生に相談したりするなどして出願校を決めてください。
仙台南高校と泉高校普通科では倍率が2倍になっているのが目立つところです。泉高校普通科は定員減なので、この倍率になるのはわかるのですが、仙台南高校はいったいどうしたのでしょうか。
近隣の高校はどうなっているか。
まぁ、遠くの高校の倍率を気にしていても仕方がないので、近隣の高校を見てみます。
塩釜高校
塩釜高校普通科では募集定員が40人減少したにもかかわらず、志願者に昨年と同程度であるため、倍率が1.38倍と昨年より高くなっています。仮に、この倍率を見て志望校を変更する人がいるとしても大きく下がることはないでしょう。ワンランク上を狙うつもりで勉強してください。
塩釜高校ビジネス科は0.94倍と例年よりもかなり低くなっています。しかし、最終的な倍率が1を下回ることはないと思います。普通科の倍率が高めになっているため、ビジネス科に変更する生徒がいるはずです。仮に普通科の募集定員減少分の40人が変更した場合、倍率は1.4倍にまで跳ね上がります。最悪の場合、そのくらいの倍率になると考えながら勉強して下さい。
多賀城高校
多賀城高校普通科は1.21倍で例年と同程度の倍率となっています。おそらく、最終的な倍率も同程度になるはずです。例年と同じように勉強すれば大丈夫だと思います。学校や塾の先生のアドバイスをよく聞いて、勉強してください。
多賀城高校災害科学科は0.53倍とかなり低くなっています。昨年と比べて半分程度になってしまいました。塩釜市近辺で理数科目に重点をおいて勉強できる高校としてかなり期待をしているので、少し残念な気がします。ここ数年は1倍を超える倍率となっていましたので、定員割れを期待することなく、油断しないで勉強してください。
松島高校
松島高校普通科は0.88倍と定員割れになっています。しかし、塩釜高校普通科などから松島高校に変更する人もいるはずですので、最終的な倍率はもう少し上がると思います。1倍を超える可能性も考えて勉強してください。
松島高校観光科は0.46倍です。最終的な倍率も定員割れすると思います。だからといって、勉強をサボると高校に入ってからが大変ですので、入試までは勉強を続けてください。
利府高校
利府高校普通科はちょうど1倍です。このままであれば受験者全員が合格になりますが、志願者が1人でも増えれば、全員合格ではなくなるので、倍率が上がる可能性も考えて勉強してください。ここ数年は1倍を下回っていたので、もしかすると久々に志願者が募集定員を上回るかもしれません。ちょっと注目です。
利府高校スポーツ科は0.9倍です。ここ数年、ずっとこのくらいの倍率ですので、最終的な倍率も大して変わらないはずです。
宮城野高校
宮城野高校普通科は1.88倍です。かなり高い倍率です。宮城野高校の倍率は例年、高めになること多いのに加え、総合学科の廃止に伴って募集定員の合計が減少していることも影響しています。最終的な倍率は多少下がると思いますが、それでも1.6倍程度ではないかと思っています。受験予定の人はワンランク、ツ―ランク上の学校を受験するつもりで勉強してください。
倍率よりも大切なこと
志望校の倍率はいかがでしたか?
「高い」と感じましたか?それとも「低い」と感じましたか?
今回発表された倍率が最終的な倍率ではありません。倍率が高いからといって必要以上に怖がったり、低いからといって甘く見たりしないように注意しましょう。
倍率がどうであれ、大切なことは合格に必要な実力を身につけることです。
最後までしっかりサポートしていきますので、自分で勉強していてわからなかった問題や疑問点があれば、どんどん質問に来てください。
入試までもう少しです。最後まで一緒に頑張りましょう!