令和3年度全国学力学習状況調査から①
こんにちは、早稲田育英ゼミナール塩釜教室です。
令和3年度の全国学力・学習状況調査の結果が発表されました。
そこで何回かに分けて、気になる点をまとめていこうと思います。
今回は中学の平均正答率について考えます。
全国平均と比べてみると…
全国の平均正答率
宮城県の平均正答率
仙台市を除く宮城県の平均正答率(塩釜市・多賀城市はココ!)
仙台市の平均正答率
宮城県全体の平均正答率は全国の平均正答率と比べると、国語が同程度、数学が2ポイントほど下回っています。
これだけを見ると「まぁ、普通かな」と感じるかもしれません。
しかし、仙台市を除いた宮城県の平均正答率を見てみると、国語も数学も全国の平均正答率と比べて、かなり下回っています。
これは全国でも下位に位置します。
数学はなんと全国46位!
まわりの友達と比べて安心しているとこれからが大変です。
将来的に大学進学を考えている場合は、全国の学生がライバルになります。
全国の平均正答率との違いに注意を払って勉強してください。
仙台市とそれ以外の差が凄い!
上でも述べたように仙台市を除く宮城県の平均正答率は全国でも下位に位置します。
それに対して、仙台市の平均正答率は全国でもトップクラスです。
その差は国語で5ポイント、数学で8ポイント。
かなり大きな差です。
これを見て「やっぱり仙台は都会だなぁ。すごいなぁ。」で終わってしまうのはNGです。
高校受験は宮城県の全生徒がライバルです。
仙台市以外の市町村の中学校では、定期テストで平均程度の点数を取れていたとしても、みやぎ模試基準で偏差値50に届きません。
ということは、偏差値50程度の高校を志望する場合は、定期テストで常に平均以上の点数を取る必要があります。
平均点を取れていても油断しないようにしてください。