親子で守る「ルールの三原則」
勉強はしてほしいけれど、誘惑が多くて困ってしまいますね。
「スマホやゲームばかりで勉強が…」という悩みを抱えているご家庭も多いのではないでしょうか。
「もっとやる気を出してほしい」と考えてしまうと思います。
しかし、このようになってしまうのは、やる気の問題ではなく、ルールの運用方法に問題があるのかもしれません。
そこで、ルールを正しく運用できるように以下の三原則を参考にしてみてください。
1.「事前の合意」がルールを決めるカギ
ルールは必ず「事が起こる前」に決めることが原則です。
例えば、新しいゲーム機を買った後や、テストの点数が悪かった後に「今日からゲームは1時間まで!」と決めるのは、子どもたちにとってはルールではなく、単なる「親の機嫌による制限」や「罰」にしか見えません。
お互いが冷静なときに、「なぜこのルールが必要なのか」を話し合い、納得して決める。この「初めに決める」というプロセスがあるからこそ、守るべき義務感が生まれます。
2.ルールとペナルティはセットで決める
ルールを決めるとき、つい「守ること」ばかりを意識してしまいますが、実は「守れなかったときにどうするか」を同時に決めておくことが非常に重要です。
人間、特に成長期の子どもたちは、目先の楽しさに負けてしまうものです。
ペナルティがないルールは、お子さんにとって「単なる努力目標」や「親からのお願い」になってしまいます。
「ルールを破っても自分に不利益がない」と感じさせてしまうと、次第にルールそのものを軽視するようになってしまいます。
3.ペナルティは感情を排して、淡々と実行する
ここが保護者の方にとって一番の難関です。
いざルールを破ってしまいペナルティを実行しようとすると、子どもたちは泣きついたり、反省した様子を見せるはずです。
怒り出すことも少なくないと思います。
これらに感情で対応するのは大きな労力を要します。
すると「次からは気をつけてね」などと許してしまいがちです。
しかし、これは「悪い成功体験」を与えてしまうことになります。
「破っても、謝ればなんとかなる」「泣けば許してもらえる」という成功体験は、ルールを破るハードルを下げ、結果としてお子さんの自制心を育てる機会を奪ってしまいます。
心を鬼にする必要はありません。
決めた通りに、淡々と、機械的に実行する。
この一貫性が、お子さんに「ルールは絶対なんだ」という安心感と責任感を与えます。
ルールと共にペナルティも決め、例外なく実行する
一見厳しく思えるかもしれませんが、これが最も確実に子どもたちの自律を助ける方法です。
ルールが守られている状態は、お子さんにとっても「親に怒られなくて済む」という安心感に繋がります。
進級・進学を控えた今の時期は、ルールの決めるには良い時期です。
まずは、スマートフォンや勉強時間など、身近なことから親子で「納得のいくルールとペナルティ」を話し合ってみてください。

