教員の質と成績の関係

2025/12/20

コラム

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 教員の質と成績の関係

学校現場の人手不足や働き過ぎ、それに伴う教員の休職や離職がニュースになることも珍しくなくなってきました。

当教室でも保護者面談の際に、担任の先生の休職やそれに代わる先生に対する不安を耳にする機会が増えています。

以前読んだネットニュースの記事では、1年間で4人の先生に教わったという話もありました。

年度途中に担任が変わったり、非常勤講師が授業を行ったりするようになると心配になる人も多いと思います。

そんな中、文部科学省が、教員不足の解消に向け、教員免許を取得するのに必要な大学の単位数を削減する案をまとめました。(『大学の教職課程の必要単位が削減?』)

2027年の国会での教育職員免許法の改正を目指すそうです。

このような施策が出てくると、「教員の質は大丈夫なのか?」という心配もあるかと思いますが、少なくとも学力面では問題ないはずです。

オーストラリアにあるニューイングランド大学の研究で、先生の質がクラスの成績に及ぼす影響は大きくないということが示されています。

この研究では、合計4533組の双子のデータを調査したところ、双子が同じ教室で勉強していても、別々の教室で勉強していても成績の差にほとんど影響が表れないことが判明しました。

もちろん、個人の経験として、「あのときの先生から大きな影響を受けて人生が変わった。」というようなことはあるかもしれませんが、先生の質が生徒の成績に大きな影響を与えることはありません。

見方を変えれば、どんな先生であっても、しっかり勉強を教えてくれるということでもあります。

教員不足が自分にも関係してくると不安を感じるかもしれませんが、学力に関して大切なのは、教わったことを復習し、身につけていくことです。

先生が誰であっても、年度途中で変わっても、勉強時間を確保し、一つひとつ確実に身につけていきましょう。

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