変なタイミングで休憩しない!
計算や方程式の基本はしっかりわかっている。
応用問題も正しく立式できている。
しかし、計算ミスによって正解できない。
こんな状態になっている人はいませんか?
実力からすれば定期テストで8割~9割くらい取れていてもおかしくないにもかかわらず、計算ミスのせいでそこまで届かない人も少なくないように感じます。
簡潔に言えば「ちゃんと集中して解け!」ということになるのですが、本人としては集中しているつもりだったりするので、「集中しよう!」と言うだけでは、なかなか改善されません。
変なタイミングで休憩しない!
計算ミスが多い生徒を見ていると、変なタイミングで集中が切れてしまう生徒がいることがわかります。
ちょっと複雑な計算になると、途中式も長くなり、場合によっては筆算も必要になります。
すると、途中で集中が切れてしまうようで、計算途中で変な間ができてしまいます。
例えば、こんな感じです。
上記の計算で言えば、最後まで集中して一気に計算できるのが理想です。
しかし、集中力やそのときの体調によって最後まで一気に計算できないこともあると思います。
そんなときに、一つ間を作るとすれば、2行目の『6a+12b-2a+10b』を求めたところです。
しかし、ミスしがちな人は間の作り方が変なのです。
『6a+12b-2a』を求めたところなど不適切なタイミングで集中が切れてしまい、変な間ができた結果、『+10b』を求め忘れてしまったり、『-5b』にしてしまったりして正しい答えを求められなくなってしまいます。
クセを自覚して取り組む
変なタイミングで集中が切れてしまう人は、それがクセになっているように思えます。
このクセを直さない限り、計算ミスはいつまでもなくなりません。
よって、少しでも計算ミスをなくすためには、まずは自分にはこのようなクセがあることを自覚することが大切です。
自覚できていれば、あとはそこに注意を払いながら練習を重ねるだけです。
練習を重ねていけば、この変なクセも徐々に修正されて、変なタイミングで集中が切れるようなことはなくなると思います。