楽しいは主観
「楽しく勉強したい。」と思ったことはありませんか?
本屋などに行くと、表紙に「〇〇だから楽しく勉強できる!」のようなことが書かれた問題集や参考書を見つけることができると思います。
絵を多用したり、シールを貼って進捗管理をしたり。
特に小学生用の問題集に多い印象です。
しかし、他人に楽しく勉強させるというのは、本質的に不可能だと思っています(雑談など勉強以外の部分で楽しいように感じさせることはできると思いますが)。
それゆえに、受け身で勉強しているうちは楽しく勉強する事はできません。
楽しいは主観
野球を楽しいと思う人。サッカーを楽しいと思う人。テレビゲームを楽しいと思う人。読書を楽しいと思う人。
何を楽しいと思うのかは、人それぞれです。
「そんなの当たり前でしょ?」と思いますよね。
あまり意識されることはありませんが、楽しいというのはあくまでも、個人の感情であって、主観的なものです。
客観性はなく、誰にとっても楽しいというものは存在しません。
どんなに流行っているものであっても、全ての人が楽しいと思うことはありません。
楽しく勉強するには
楽しいというのが主観的なものである以上、自分が面白いと思うポイントと他人が面白いと思うポイントは違います。
よって、他人がどんな点を楽しいと感じているかを教えてもらうことはできても、それを自分が楽しいと感じるかどうかはわかりません。
例えば、「この映画のココが面白いんだ!」と他人にどれだけ話をされても、自分がそのポイントを面白いと思うかはわかりません。
実際に自分の目で見てみないことには自分にとっての楽しさは見つけられないと思います。
つまり、自分にとっての楽しさは、自分で見つけるしかないわけです。
そして、それは勉強についても同様です。
自分が勉強のどのような点を楽しいと感じるかは、勉強してみないとわかりません。
なかなか見つからないということもあるかもしれません。
しかし、自分なりの勉強の楽しさを発見できれば、勉強はどんどん加速していくはずです。
楽しさが自分で発見するしかないものである以上、最初から「楽しく勉強したい。」と考えるのではなく、まず勉強してみることが大切だと思います。