小5算数は大変だ
『単位量当たりの大きさ』『速さ』『割合』
これらのものが関係している文章題を苦手としている中学生は非常に多いと思います。
単純に「文章題が苦手だ。」と自己分析している人も多いと思いますが、実は『単位量当たりの大きさ』や『速さ』、『割合』の意味がわかっていない場合がほとんどです。
どれも小学校で習う単元ですが、何年生で習ったか覚えていますか?
なんと『単位量当たりの大きさ』も『速さ』も『割合』も同じ学年で習っています。
小学5年生が山場?
『単位量当たりの大きさ』も『速さ』も『割合』も小学5年生で習います。
これらの単元は意味の理解が非常に大切な単元であると同時に、ちょっと難しい単元でもあります。
学校の先生も図にしたり、絵にしたりしながら、いろいろ工夫して授業をしているはずです。
それでもなかなか理解できない。
結局は、公式を丸暗記してなんとか乗り越えるという対応になってしまう。
“みはじ” とか “くもわ”なんてのを使った記憶があるのではないでしょうか。
その結果、「よくわからないけど、とりあえず求めることはできる。」という状態になっている人が多いように思います。
私の経験則ですが、『単位量当たりの大きさ』や『速さ』、『割合』をしっかり理解し、使いこなして文章題を解ける生徒は偏差値が60以上(新みやぎ模試の場合)になります。
つまり、ある程度上位の高校への進学を目指している場合は『単位量当たりの大きさ』『速さ』『割合』を理解していることが必須です。
よって、小学5年生の学習内容をどれだけ理解し、使いこなせるかということが進学先を決める1つの重要な要素になります。
多少遅れてでも理解を重視する!
自宅学習や塾、家庭教師などの勉強が学校の進度と合っていないと不安になることもあるかもしれません。
しかし、先ほど述べたように『単位量当たりの大きさ』『速さ』『割合』は進学先に大きく影響します。
理解が不十分な状態で先に進むことは大きな損失です。
「とりあえず公式だけ覚えてしまおう。」という対応はあまり良い方法ではありません。
しっかり理解しておけば、中学校での数学の文章題だけでなく、理科の計算問題なども簡単に解けるようになります。
小学5年生の算数では多少遅れが出たとしても、絵や図などを十分に活用し、それらをしっかり理解するようにしてください。