“難しい” は人それぞれ
勉強に限らずどんなことでも、やってみて「ちょっと難しいな」と感じることがあると思います。
しかし、“難しい” ということは大抵の場合において、主観的なものです。
何を難しいと感じるかは、一人ひとりの能力によって決まります。
よって、同じ物事でも簡単だと感じる人もいれば、難しいと感じる人もいます。
誰にとっても難しいということは、めったにありません。
言われてみれば当然のことですが、あまり意識していないと思います。
“難しい” = “実力不足” と考える
何を難しいと感じるかは実力によるため、難しいと感じた瞬間というのは自分の実力不足を知ることができる絶好の機会ということになります。
つまり、頑張りどころが見つかるわけです。
それゆえに、難しいと感じたからといって逃げてしまってはダメです。
逃げてしまっては、せっかくの実力アップの機会をムダにしてしまうことになります。
“難しい” = “実力不足” と考え、できるようになるための努力を重ねるようにしてください。
“ちょっと難しい” にチャレンジし続けよう!
難しいと感じ、自分の実力不足を自できたら、その後は何をするか。
実力アップのために大切なのは、自分にとって “ちょっと難しい” 課題に挑戦することです。
簡単すぎてすぐにクリアできでしまうゲームは面白くありませんよね。
難しすぎてどうしてもクリアできないゲームというのも面白くありません。
何度もくり返したり、試行錯誤したりすればクリアできるような適切な難易度だから面白い。
勉強でもそのような適切な難易度が大切です。
難しすぎる問題では「やってみよう」という気持ちになりにくいですが、「頑張ればなんとかなりそうだな」くらいの問題であれば、「ちょっとやってみようかな」という気持ちにもなります。
また、そのような問題を試行錯誤し、工夫して解くことで自信にもつながります。
そのような “ちょっと難しい” 問題に取り組み続けることで少しずつ実力が上がり、解くことができなかった “難しい” 問題もいずれ解けるようになります。
“ちょっと難しい” を見つけよう
“難しい” と感じる問題が人によって異なるように、“ちょっと難しい” も人によって異なります。
そのような問題を自分で適切に選び出すことができれば、スムーズに勉強を進めることができますが、それはなかなか難しいと思います。
そこで活用してほしいのは、普段勉強を見てくれている学校や塾、家庭教師の先生です。
学校や塾、家庭教師の先生であれば、あなたの実力を知っていますので、何があなたにとって “ちょっと難しい” 問題なのかを教えてもらえるはずです。
また、大人になれば自分にとっての “ちょっと難しい” を自分で見つけ出し、自分で勉強しなければならないので、その問題が自分にとって “ちょっと難しい” と言える理由まで含めて教えてもらえると、見つけ方もわかり、大人になってからも役に立つと思います。