令和4年度宮城県公立高校入試倍率
宮城県教育委員会より令和4年度公立高校入試の倍率が発表されました。
令和4年度宮城県公立高等学校入学者選抜に係る第一次募集出願状況について
全体の倍率は1.01倍です。
宮城第一高校で新設される国際探究科・理数探究科の倍率が1.79倍と高くなっています。理数科だったころと比べると高い倍率になっています。新設されるということもあり今年度は高い倍率となっていますが、将来的にはもう少し落ち着いた倍率になってくると思います。
出願希望調査の段階で2.00倍だった仙台南高校と2.03倍だった泉高校普通科はそれぞれ1.50倍と1.68倍です。どちらも例年より少し高いくらいになりました。
仙台向山高校は出願希望調査と比べて、普通科が1.04倍から1.41倍に、理数科が0.90倍から1.73倍になりました。どちらもかなり倍率が上がりました。
近隣の高校はどうなっているか。
塩釜高校
塩釜高校ビジネス科では出願希望調査の0.94倍から倍率を上げて1.34倍になりました。普通科を志望していた生徒がビジネス科に変更したためだと思われます。こちらも普通科と同様に例年通りの倍率です。
多賀城高校
多賀城高校普通科では出願希望調査の1.21倍から1.12倍と少し倍率が下がりました。昨年度と比べると同程度ですが、それ以前と比べると少し低いくらいです。例年通りの対策で合格できると思います。平均点より少し上くらいの点数を意識して過去問などに取り組んでください。
多賀城高校災害科学科では出願希望調査の0.53倍から0.98倍になりました。この数年間は倍率が1を超える状況が続いていましたが、定員割れしてしまいました。よほどのことがない限り受験者は全員合格になります。志望している人は高校入学後を意識して勉強すると良いと思います。
松島高校
松島高校普通科では出願希望調査の0.88倍から1.06倍と少し倍率が上がりました。塩釜高校普通科から変更してきた生徒がいるためだと思われます。出願希望調査のままであれば全員合格だったのですが、そうはいかなくなりました。出願希望調査の倍率を見て油断していた人には厳しくなりましたが、高い倍率ではないため、油断せずに勉強を続けていた人にとっては難しくはありません。
松島高校観光科では出願希望調査の0.46倍からほとんど変わらず0.48倍になりました。定員割れしているため受験者は全員合格になる可能性が高いです。志望している人のなかには油断して勉強しなくなる人もいるはずです。ということは、勉強を続ければ入学後に成績上位になること可能です。
利府高校
利府高校普通科は出願希望調査の1.00倍から1.11倍になりました。ここ数年定員割れしていましたが、今年度は定員割れしませんでした。定員割れすると思って油断してしまっていたか、それとも油断せずにしっかり勉強していたかが合否に分かれ目になると思います。
利府高校スポーツ科学科では出願希望調査の0.90倍からほとんど変わらず0.86倍になりました。定員割れしているため受験者は全員合格になるはずです。スポーツ科学科であってもスポーツだけしていれば良いわけではないので、入学後も見据えて勉強し続けてください。
宮城野高校
宮城野高校普通科では出願希望調査の1.88倍から倍率を下げて1.67倍になりました。昨年度と比べると高く感じますが、それ以前と比べると同程度です。総合学科が募集停止となったため、総合学科を志望していた生徒も普通科を受験するはずです。以前から普通科を志望していた人はワンランク上の人に勝つつもりで勉強してください。
倍率よりも大切なこと
志望校の倍率はいかがでしたか?
「高い」と感じましたか?それとも「低い」と感じましたか?
倍率がどうであれ、大切なことは合格に必要な実力を身につけることです。
最後までしっかりサポートしていきますので、自分で勉強していてわからなかった問題や疑問点があれば、どんどん質問に来てください。
入試までもう少しです。最後まで一緒に頑張りましょう!