令和3年度全国学力学習状況調査から④

2021/09/20

コラム

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 令和3年度全国学力学習状況調査から④

こんにちは、早稲田育英ゼミナール塩釜教室です。

前回の記事では、現在の中学3年生の勉強時間が学年が上がるにつれてどのように変化したかをまとめました。

令和3年度全国学力学習状況調査から③

その結果、学年が上がっているにもかかわらず、勉強時間は減っていることがわかりました。

学年が上がることで学校での役割、特に部活動での役割も大きくなり、忙しくなっている人もいると思います。

それでも、帰宅時間が大幅に遅くなっているわけではないと思います。

勉強時間が減ってしまっているのは、中学校生活に慣れるにしたがって気が緩み、娯楽に使う時間が増えているのかもしれません。

令和元年度の宮城県児童生徒学習意識等調査(中1対象)と令和3年度の全国学力・学習状況調査(中3対象)の両方で1日当たりのテレビゲーム(スマホ等のゲームを含む)をする時間を調査しています。

そこで今回はそれらを比べて、現在の中学3年生のテレビゲームをする時間が中学1年生のときからどのように変化しているかを考えてみます。

平日にどのくらいゲームをしているのか?

中学1年生のときのゲームをする時間

 3時間以上 14.3%
 2時間以上3時間未満 16.9%
 1時間以上2時間未満 28.1%
 1時間未満 25.2%
 全くしない 15.0%

中学3年生(現在)のゲームをする時間

 3時間以上 32.6%
 2時間以上3時間未満 26.6%
 1時間以上2時間未満 22.2%
 1時間未満 11.7%
 全くしない 6.7%

ゲームで遊ぶ時間が増えている!

現在の中学3年生が中学1年生のときのゲームをする時間と現在のゲームをする時間を比べてみると、長時間ゲームをする人が増え、あまりゲームをしない人が減っています。

その中でも、1日3時間以上ゲームをする人の割合は14.3%から32.6%に増えています。

なんと2倍以上です!

全国学力・学習状況調査の実施時期を考えると、部活をまだ続けている時期です。

部活を引退して時間に余裕ができたわけではありません。

同じ調査の結果から勉強時間が減っていることがわかっていますので、学年が上がるにつれて、勉強せずに遊ぶようになっているんですね。

これでは成績が下がってしまうのも当然です。

勉強が上手くいかないのは、単純に遊び過ぎなのかもしれません。

全く遊ばないというのも気が詰まってしまうと思いますので、遊ぶなとは言いません。

1日の時間の使い方を見直して、上手に娯楽と付き合ってほしいと思います。

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