わからなければ、思い切って戻ろう!
こんにちは、早稲田育英ゼミナール塩釜教室です。
中学生の皆さん、勉強していて理解できない問題に出会ったとき、どのようにしていますか?
先生に質問したり、教科書や解説を読んだりしていると思います。
しかし、それでも、いまいちピンと来ないことがあるのではないでしょうか。
それは、なぜか?
おそらく、解説を理解するための基本知識が不足しているからです。
勉強は積み重ねで出来ている!
どの教科も積み重ねが大切です。
教科書でも参考書でも、そして問題集の解説でもこれまでの学習内容を身につけていることを想定して書かれています。
それもそうですね。
そのように想定しないと解説が非常に長くなってしまいますから。
例えば、方程式の文章題で考えてみましょう。
速さや割合に関する文章題は、特に苦手にしている生徒が多い分野です。
それらの問題の解説は式の立て方についてはしっかり説明されているはずです。
図なども使って、なるべくわかりやすくなるように書かれているものもあります。
しかし、速さも割合も小学生で学習しているため、公式は書かれていることはあっても、「速さとは何か?」「割合とは何か?」といった意味まで書かれていることはありません。
そのため、速さや割合の理解が不足していると、解説を読んでも理解することができません。
そんなときは、小学校の速さや割合の単元まで戻って学習してください。
一見、時間がかかりそうですが、理解不足をしっかり解消したほうが効果的です。
理解できないものをムリヤリ覚えようとするのではなく、解き方をしっかり理解したほうが実力がつきます。
英語はどこまで戻れるか。
では、英語がわからないとき、どこまで戻ればよいのでしょうか?
英語の勉強は中学校から本格的に始まるような印象があると思います。
そのため、英語がわからなくて戻って勉強しようとする場合、中学1年生の内容に戻ることを考えるでしょう。
しかし、それでもわからないということがあるはずです。
なぜなら、小学校でも英語を勉強するようになっているからです。
小学校での英語は話したり聞いたりといったことが中心で、英単語の綴りや文法などはあまり覚えていないかもしれません。
にもかかわらず、中学英語は小学校で取り扱った英単語や文法を知っていることを前提に進んでいます。
中1英語の前半部分は、ほとんど小学校で学習した内容のまとめです。
かなり内容が詰まっています。
もっとゆっくり、じっくりと身につけようとするのであれば、小学英語に戻って勉強したほうがよいと思います。
幸い、小学生向けの英語の参考書や問題集はどんどん充実してきています。
すこし恥ずかしいかもしれませんが、「良い内容だな」と思える問題集も増えてきているので、英語が苦手であれば、本屋で参考書や問題集を探すときに小学生向けのコーナーも覗いてみてください。