焦らず、着実にステップを踏む
問題を解く際は解答までのステップを飛ばすのではなく、一つひとつ着実にステップを踏むことが大切です。
例えば、「8リットルのジュースを3人で分けます。1人分は何リットルになりますか?」という問題を考えてみます。
この問題に対して、いきなり筆算を始めてしまう人が少なくありません。
簡単な問題であるため、筆算だけを書いて答えを求めたくなる気持ちは理解できます。
しかし、この問題を筆算で解こうとしても割り切れないため、途中で計算が止まってしまい、答えが出せないという状況に陥ってしまいます。
このような場合、最初のステップとして、まず「8÷3」と式を立てることが重要です。
式を立てることによって、やるべきことが整理され、何をすればよいか明確になります。
この問題の場合、割り切れないため、筆算はしないで、分数で表すという判断ができます。
もし、このようなステップを踏まずにいきなり筆算を書いてしまうと、分数で表すという選択肢が頭に浮かばず、答えを出すことができなくなるだけでなく、ムダに時間を浪費することにもなります。
時間だけかかってしまって正解を出せないのでは、意味がありません。
よって、大切なのは適切なステップを一つひとつ着実に踏んで、正解を導き出すことです。
ステップを一つひとつ踏んでいくのは面倒に感じるかもしれません。
しかし、ステップを踏んで解き進めるほうが、やるべきことが整理され、何をすればよいか明確になるため、実は速く解くことができます。
問題を解く際は、焦って答えを出そうとせずに、一つひとつのステップを確実に踏んで解き進めることを心がけてください。