言い回しに惑わされるな!

2022/11/08

勉強法

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 言い回しに惑わされるな!

中学生になれば、新しい勉強が始まるような雰囲気がありますね。

さまざまな本やインターネットの情報を見聞きすると、中学校は小学校とは違っていて、これまでと同じ過ごし方ではダメだということがわかります。

中学生になれば部活もありますし、テストも小学校のような単元ごとの確認テストではなく、年数回の定期テストになります。

それゆえに、心機一転、気持ちを入れ替えて中学校生活を過ごすのはとても良いことです。

しかし、気持ちを入れ替えるのと一緒に、これまで勉強してきたことまで入れ替えてしまってはいけません。

勉強する内容まですっかり新しくなるわけではありません。

中学校で勉強する内容には、小学校で勉強する内容と重なっているものも結構あります。

図形の性質

数学の図形分野は小学校で勉強した内容と重なっているものが多くみられる分野です。

例えば平行四辺形の場合、小学生用のテキストでは「向かい合った2組の辺が平行な四角形を、平行四辺形といいます。」と書かれているのに対して、中学生用のテキストでは「2組の対辺がそれぞれ平行な四角形を平行四辺形という。」と書かれています。

どちらも平行四辺形の定義を述べていて、内容は一緒です。

当然、平行四辺形の性質も変わりません。

言い方が違っているだけです。

中学生用のテキストの方が若干、難しい言い回しをしていますが、本質は一緒です。

そのため、小学校で教わった知識や考え方があれば解くことができる問題も少なくありません。

にもかかわらず、何か新しいものを勉強している気になってしまい、小学校の知識があれば解けるはずの問題ですら解けなくなっている人もいます。

動物のからだのはたらき

理科も小学校で勉強した内容との重なりが多い教科です。

例えば、消化については小学生用にテキストでは「食べものが、消化管を通っていくうちに、歯などで細かくされたり、だ液などでからだに吸収されやすい養分に変えられたりすること。」と書かれており、中学生用のテキストでは「食べ物を吸収されやすい物質に変える一連の流れ。歯で噛み砕いたり、消化管の運動で細かくしたり、消化液に含まれる消化酵素によって分解する。」と書かれています。

また、だ液のはたらきを調べる実験は同じものが載っています。

中学生用のテキストの方がより細かい内容まで書かれていますが、重なっている部分も多く、小学校で教わったことをしっかり身につけていれば、中学校で新しく覚えなければならないことは、それほど多くはありません。

言い回しに惑わされないことが大事

上に書いた例以外にも、中学校で勉強する内容には小学校で勉強する内容と重なっているものがたくさんあります。

ただし、言い回しが違います。

中学校で勉強するときには小学校で勉強したときよりも難しい言葉で書かれていたり、より詳細な説明になっていたりします。

そのため、何か新しいことを1から勉強しているような気がしてしまうわけです。

しかし、言葉の意味をしっかり考え、内容を理解すれば、「これって小学校で習ったよな。」と気づくことができます。

そして、小学校で勉強した内容と重なっていることがわかれば、本当に新しく勉強することだけを理解すればよく、効率よく学習を進めることができます。

言い回しの違いに惑わされることなく、内容をしっかり理解しながら勉強してください。

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