ボードゲームで数学に強くなろう!
今の時代、ゲームと言えばゲーム機やスマホを使ったデジタルゲームをイメージするのが一般的です。
しかし、ゲームはそれだけではありません。
忘れがちですが、ボードゲームもあります。
ボードゲームは複数人のプレイヤーが集まる必要があるため、デジタルゲームほど気軽にプレイすることはできません。
しかし、ボードゲームにはデジタルゲームにはない良い部分があるようです。
イギリスの学術誌Early Yearsに掲載された論文によると、数字ベースのボードゲームで遊ぶことで、3歳から9歳の子どもの「数の数え方」「足し算」「数字の認識」といった数学的スキルが著しく向上するのだそうです。
この研究は、チリ・カトリック大学の研究チームが行い、2000年以降に発表された子どもを対象としたボードゲームに関する研究データを分析し、ボードゲームと数学的スキルの関係を調査したものです。
この分析の結果、研究の半数以上で、ボードゲーム後に数学的スキルの大幅な向上が確認されました。
これらを踏まえ、研究チームはボードゲームが3歳から9歳までの子どもの数学的スキルを向上させると述べています。
さらにボードゲームには認知スキル、社会的スキル、忍耐力、集中力と注意力などの向上にも効果があるとされています。
このようにボードゲームにはさまざまな良い効果があります。
普段はデジタルゲームをプレイする機会が多いと思いますが、休みの日や人が集まる機会があったら、みんなでボードゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか。