行動が気持ちを作る
行動することで、気持ちや感情が変化したという経験はありませんか?
例えば、スキップをしてみると、自然と楽しい気持ちになります。
私たちの感情の起点は、実は脳ではなく身体なのです。
これはやる気についても同様で、始める前からやる気がある人はいません。
しかし、一旦何かを始めると、事前とやる気が出てきます。
精神科医のクレペリンは、作業を始めてみると、だんだん気分が盛り上がってきてやる気がが出てくることを『作業興奮』と呼びました。
これは100年ほど前の話ですが、今では脳科学でそのメカニズムが判明しています。
「やる気が出なくて勉強できない。」と悩んでいる人もいると思いますが、やる気を出すための特別な方法なんてものはありません。
まずは、やり始めることが重要なのです。
行動し始めやすくするために
やる気を出すためには、行動を起こすことが必要不可欠です。
そして、行動を起こし、やる気が出てくるのに必要な時間はたったの5分です。
したがって、行動し始めやすいようにすることがやる気をだすためのポイントです。
行動を起こすためには、自分自身に厳しくなりすぎないことが重要です。
「やるからには完璧にしたい。」とか「間違えたくない。」などとハードルを高く設定すると、なかなか動き出せなくなってしまいます。
理想が高いのは悪いことではありませんが、それは最終目標であって、普段の勉強はハードルを下げて動き出しやすくしましょう。
また、小さな目標を設定することも重要です。
大きな目標を一気に達成しようとするのは難しく、何をすればよいのかわからなくなってしまいます。
そこで、達成しやすい小さな目標を設定するわけです。
例えば、「今日は現在進行形を身につける。」とか「今週は連立方程式の基本をマスターする。」など、具体的かつ小さな目標を設定することによって、何をすればよいのか悩むこともなくなり、動き出しやすくなります。
さらに、小さな目標を設定し、それらを一つひとつ達成していくことで、小さな成功体験を積み重ねることができ、自信がつきます。
そして、自信がついてくると、次のステップに進む勇気も出てきます。
始めてしまえば、どんどん進んでいける
行動しやる気が出てくると、そのあとはどんどん進めていくことができます。
行動することでやる気が出てくると、達成感を感じることができます。
そして、その達成感は、また新たなやる気を生み出します。
このように、行動することによってポジティブなサイクルが生まれ、行動とやる気が相互に促進し合うのです。
とにかく動き出してしまおう!
行動しない人は、やる気が出てくることはありません。
ただただ待っているだけでは、何も起こりません。
始めることが、すべての始まりです。
自分自身を奮い立たせ、行動することで、自然とやる気は出てきます。
そして、小さな成功体験を積み重ねていくことで自信もつき、最終的には大きな目標も達成できるはずです。
『千里の道も一歩より』と言いますが、その一歩を踏み出すことが最も重要なことです。
「やる気が出なくて勉強できない。」と悩んでいても仕方がありません。
まずは、思い切って初めてしまいましょう。